ジェームス・ランゲ 人類は月に行ったかジェームス・ランゲ理論は正しいのか「人間は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい。怖いから逃げるのではなく、逃げるから怖いのである」。ジェームズ・ランゲ理論《James-Lange theory》である。 アメリカの心理学者ジェームズ(W.James)とデンマークの心理学者ランゲ(C.Lange)とによって、1884~85年の同じころ唱えられた、情動の本質についての古典的な理論である。刺激→情動→身体変化ではなく、刺激→身体変化→情動という道筋を考えたものだ。簡単に言うと、「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい」という理論である。 スパルタ訓練やへぼ野球を「下手だから負けるのではない。負けるから下手なのだ」などと意味不明のときに効力を発揮する。また、ジェンダー・フリー派(男女差解消派)に良く使われる理屈である。ボーボワール女史の名せりふ「女に生まれるのではない。女になるのだ」も同じ考えだろう(写真は本文と全く関係ありません)。 しかし、ジェンダー・フリー派にとって、説明のつかないのが、生まれながらの性同一障害である。自分の体は男でも、心は女であるという症状がある(その逆も然り)。偉大なるボーボワールも流石に性同一障害の説明まではつかないだろう。「女に生まれるのである。女になるのではない」ということである。 では、この問題はどちらが正しいのであろうか。難しい問題ではあるが、性同一障害の存在があることだけは事実である。客観的なことのみ述べれば、最近は、男女の(物理的な)脳差からこのことを科学的に解明しようという動きもあるようだ。それにしても小学校の運動着への着替えで、男女が同一の部屋で行う(本日の産経新聞による)というのは、どういう神経の持ち主なのか。教育現場でも日本はおかしくなっている。 20世紀最大のミステリー「人類は本当に月に行ったのか」(前篇) おいらが大学1年の夏、アポロ11号は月面に着陸した。人類が月に足を踏み入れるという快挙であった。その日は一日中テレビに噛り付いていたことを思い出す。時に、昭和44年のことであった。 その後、科学は飛躍的に進歩し、NASAはスペースシャトルなどを打ち上げることになる。しかし、である。スペースシャトルは大気圏外を飛行する有人ロケットと云いながら、地球の周りをただぐるぐると回っているに過ぎない。ロシアの有人ロケットも事情は同じである。 あれから40年以上が経過した。しかし、不思議なことにその後、 NASAは一向に月に行こうとしないのである。いや、再び月に有人ロケットを送るという話しさえないのである。 そこで、浮かんでくるのが果たして本当に人類が月に行ったのか、という素朴な疑問である。もし、行ってなかったとしたら、あの映像は何だったのか。20世紀最大のミステリーといわれる所以である。 1.不思議な事ばかり <1>当時の技術水準 アポロ計画での月面着陸当時のコンピュータの技術水準を考えてみると、電卓に毛が生えた程度であった。時代の主流は真空管からトランジスタになったばかりである。 月までの飛行を計算する能力がなかったとは云わないが、スーパー・コンピュータがない時代に本当に月まで行く軌道計算が可能だったのだろうか。 また、月に到達できたとしても月面に軟着陸できる技術があったのだろうか(月は真空で摩擦がないから極めて困難)。 さらに、月面から離陸して再び地球に戻る軌道に乗せる科学技術を持ち合わせていたのだろうか。 <2>誰が衛星中継したのか 月面での様子は衛星中継された。しかし、昭和44年7月20日、アポロ11号のアームストロング船長の月面着地第一歩の中継を、誰が船長の背後から、しかも、どうやって着陸船ごと写すことが出来たのだろうか。 また、二人の宇宙飛行士が歩く有名なシーンがある。しかし、月に上陸した宇宙飛行士は二人しかいないのである。だとすれば、この映像を撮ったのは誰なのだろうか(この項続く)。 20世紀最大のミステリー「人類は本当に月に行ったのか」(中篇) <3>どうして旗が揺れているのか 月は真空のため、空気がないから旗は揺れない。しかし、中継された映像や写真では揺れているのである。これはどう説明したら良いのだろうか。 <4>月の撮影をなぜしないのか アポロ計画で人類は6回月に到達している。そのときの残留物はロケットの下部6基や月面車3台など多数の残留品があるはずである。 だから、月を周回する衛星からそれらを撮影して公開すれば、月に到達したという証拠になるのだが、NASAはこれまで月の写真を撮ることを頑なに拒んでいるのである。 2.地球を取り巻くヴァン・アレン帯 そもそも地球の外周は宇宙線の溜り場であるヴァン・アレン帯(ヴァン・アレン博士が発見したのでそう命名された)によって覆われている。 宇宙線とは放射線のことであり、生身の人間がこれを通過するためには1.8メートル以上の鉛の壁が必要である。そういう防護壁がない限り、宇宙飛行士は中性子による被曝で即死状態になると云われている。 3.月の石 月から持ち帰った石が月到達の証拠ということだが、この石を分析しても、地球上のものと異なった成分は発見されていない。これについては、早大大槻教授がテレビ番組で同様の趣旨の発言をしておられる。 ただし、石の成分については異論も出されており、科学的には現在でもうやむやのままである。一部には隕石ではないかという説もある(この項続く)。 20世紀最大のミステリー「人類は本当に月に行ったのか」(後篇) 4.推理 <1>結局、証拠はない 結局、人類が月に行ったという決定的な証拠はこれまでない。これを証明するには、もう一度月に行けば良いのだが、現在の科学技術レベルでは月に行って着陸し再び帰還することは困難のようである。 旧聞だが、スペースシャトルの空中分解事故を受けて、「今後20年から30年を視野に入れた月への有人飛行再開計画を検討している」(共同通信2003年12月5日)というブッシュ前大統領の発言がある。語るに落ちるとは、このことである。 <2>アポロのシーン あのシーンには、「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック監督の奥様であるクリスチャン・キューブリック夫人の証言がある。 「夫の遺品の書類の中からNASAのトップ・シークレットの書類として、夫が月面着陸の二人の飛行士の様子を、ロンドンの撮影所で撮ることを要請されて実行したものがあります」 また、特撮と云えば、世界に冠たる円谷プロである。その特撮マンが昭和44年から46年にかけてアメリカの砂漠の秘密スタジオで働いていたが、ニクソン退陣直後にひき逃げにより死亡しているという。 では、当の宇宙飛行士たちはその後どうなったのだろうか。立花隆氏の「宇宙からの帰還」によれば、少なからぬ宇宙飛行士が帰国後精神に異常をきたしているのである。人間は嘘をつき通すことができないのであろう。 <3>アポロ計画は冷戦上の必然 当時のアメリカは大陸間弾道ミサイルの開発でソ連に遅れを取っており、確たる証拠はないのだが、その挽回のために大博打を打ったというのが真相のようである。ラムズフェルドが黒幕となり、ニクソン大統領が承認したとされる。 アポロ計画のためには莫大な予算が使われている。また、多岐にわたるこの計画の関係者やエスタブリッシュメントにとっては、真実だったことにしておかなければ困るのである。 最後に。後6年あまりであれから50年が経過する。そのときに公開されるか、それともアポロ計画は軍事機密だとして、またはそういうことはなかったので、なかったことは公開しようがないと非公開が続くのだろうか。 ミステリー好きのおいらにとって、この問題は調べれば調べるほど人類は月には行っていないように思えるのだが、さて、あなたの推理は?(この項終わり) |